六本木 とりや幸でこだわりの焼き鳥&京鴨と妻有そばのお鍋を堪能
「ダイエット成功おめでとう!美味しいものを食べに行かない?」と
グルメな友人に誘ってもらい、六本木 とりや幸に行ってきました。
とりや幸 銀座は、ミシュランガイド東京に2年連続掲載されているとか。
六本木店は、その2号店として、今年の5月23日にオープンしたそうです。
店内は落ち着いた雰囲気で、オトナなイメージ。
煙がモクモクしている、いわゆる「焼き鳥屋さん」とは異なる印象です。
ここなら、接待などにも使えそう。
六本木という場所柄、外国人の友人をおもてなししても喜ばれるんじゃないかな。
アラカルトもありますが、この日はコースでいただきました。
「幸(こう)コース」という焼き鳥を中心としたコースもありましたが、
ワタシたちは「京鴨と妻有そばのお鍋コース」で。
コースは2名からということだけれど、4名だと、それぞれ2名ずつでもOKだそうです。
まずは、お通しの「冷やし野菜3種」が出てきました。
水茄子、パプリカ、蒸しサツマイモ(シルクスイート)の3種。
シンプルにオリーブオイルと塩だけでいただくと野菜の味が引き立ちます。
さらに、大根おろしにうずらの玉子を落としたものも出てきました。
こちらは、イッキに食べてしまうのではなく、その後のメニューの口直しとして
少しずつつまむようです。大根おろしは消化を助けてくれるとも言われているしね。
鍋コースも、焼き鳥を楽しむことが出来るように構成されていて。
最初は、焼き鳥からはじまりました。
1本目は、「比内地鶏のもも」。
ジューシーに焼き上げられた、もも焼きからはお店のこだわりが伝わってきます。
とりや幸では、その食材の美味しさを最大限に感じられるように、
タレ・塩は、お店のオススメで提供しているそうです。
最初にニガテな食材を聞いてくださったので、どうしても無理な場合は、
味付けも相談してみたら良いと思うけれど、お店のオススメに従うのも一興。
もも焼きは塩での提供でした。
2本目は、ささみを「さび」でいただきます。
しっとりとレア状態に焼き上げられた、ささみはうっとりする口当たり。
ささみの味を消さない範囲の塩ふりとさび加減も絶妙でした。
「ササミってキシキシしない?」と思っているひとに食べて欲しい一品です。
ここで、串は一旦お休み。
とても大きな「名古屋コーチンの厚焼き玉子」が登場しました。
コレで2名分ということだけれど、4名分と言われても疑わないようなボリューム。
出汁巻き玉子とは違う、玉子の食感を活かした厚焼き玉子です。
正直、出汁をある程度入れれば、ふわふわの出汁巻き玉子は作れるわけで。
そこに頼らずに焼き上げてあるのがテクニックだなと思います。
味は甘めで江戸前といった印象。
野菜串は、オーダー時にお好みの野菜を聞いてくれていました。
この中から1種選んでくださいと持ってきてくれた箱の中には、しいたけ、アスパラ、
エリンギ、アボカド、ししとう、玉ねぎ、プチトマトなどなど。。。
ワタシは、長崎県産の「ひらどロマン」というしいたけを選びました。
友人は、アボカドを。
二人でシェアしてみたけれど、このアボカドの美味しさったら何なの?!
焼いたアボカドにだし醤油をたらしたものが、こんなに美味しいなんて。
友人と「コレは家でも真似したいよねー」と言い合うほどでした。
「ひらどロマン」は、しいたけの旨みをギュッと凝縮させたような焼き加減。
噛めばじゅわっと、しいたけのスープが出てきます。
再び焼き鳥に戻りまして、次は「つくね」。
大山鶏のもも肉を使ったつくねに、名古屋コーチンの卵黄を合わせていただきます。
つくねの味もさることながら、この卵黄が侮れないアクセント。
つくねに卵黄は定番中の定番のはずなのに、夢中になっちゃう味です。
ねっとり濃厚なまろやかさが美味しさをさらに引き出してくれていました。
タレと卵黄の相性もバッチリ!
焼き鳥の最後は「血肝」です。
コレは、レバー好きのワタシもうなるほどの美味しさ。
臭みやレバー嫌いが気にする食感はなく、とろけるような口当たりが絶妙です。
コレは温かいうちに食べるのがオススメ。冷めたら美味しさが半減しちゃいそうです。
ここまででも充分に満足なコース内容なのですが、ここで京鴨のお鍋が登場。
美しく並べられた京鴨には期待感が高まってしまう。
まずは、真ん中に盛られた食感がやや硬い部分を鍋に入れ、出汁をとります。
「おいしいお召し上がり方」の紙もいただきましたが、
お店の方がある程度までは整えてくださるので、煩わしいことはありません。
お鍋の野菜は、ネギとゴボウ、水菜。細切りなので、サッと火が通ります。
野菜にある程度火が通ったら、京鴨をしゃぶしゃぶのような要領で。
しっかり弾力のある肉感は、鴨肉ならでは。
お鍋で食べることで余分な油が落ち、あっさりと鴨の味が堪能できます。
鍋といっても重くなく、温かい汁物でしめる感覚でいただけました。
そして、その中でも本当のシメは、新潟の妻有そば。
「へぎ」に盛れば「へぎそば」と呼ばれるお蕎麦です。
妻有そばは、挽きぐるみのそば粉とつなぎに海藻の「布のり」を使っているのが特徴。
鍋に入れることを考え、かために茹でられた妻有そばは、いくらでも食べられそうです。
提供している蕎麦の分量は、2名で100g程度ということ。
ワタシは、長野で食べた蕎麦鍋の美味しさが忘れられなかったのですが、
ココで同じスタイルに再会できました。
個人的には、雑炊よりも好きかもしれない鍋のシメ蕎麦。最後まで美味しかったです。
こだわりの焼き鳥も京鴨と妻有そばのお鍋も堪能出来るこのコースは4,980円(税抜)。
この内容で、この価格は、かなりお値打ちなのでは?と思います。
またひとつ良い店を知ってしまった。これからも利用したいです。
六本木 とりや幸 (焼き鳥 / 六本木)
住所:東京都港区六本木3-14-14 六本木314ビル 2F
電話:03-5413-6601
定休日:日・祝
夜総合点★★★☆☆ 3.9
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