スキャンダラスな10年を描く 映画「SAINT LAURENT/サンローラン」 | WOMANIA
2015.11.30 Monday 18:19

スキャンダラスな10年を描く 映画「SAINT LAURENT/サンローラン」

映画「サンローラン」

2015年12月4日から公開される映画「SAINT LAURENT/サンローラン」の
試写会に行ってきました。本作は、言わずと知れた「モードの帝王」、
イヴ・サンローランが最も輝き、最も堕落したと言われる10年間を
描いた物語です。それは、1967年〜77年のころ。
サンローラン30歳〜40歳の話です。

サンローランの人生は、これまでに3回映画化されていて。
ワタシは、2011年に日本で公開されたドキュメンタリー映画
「イヴ・サンローラン」も観に行ったことがあります。
その内容は、長きにわたって公私ともに彼を支えてきたパートナー
ピエール・ベルジェによる回想仕立てで、二人で収集してきた美術品を
通して、彼を語るというものでした。ワタシが印象に残っているのは、
サンローランがゲイであったこと、相当な美術コレクターであったこと、
そして、アンディ・ウォーホールなどの芸術家とも交流があったこと。

その人となりは、コスメブランド イヴ・サンローランなどを通じて
彼を知ったつもりになっていたワタシにとってはセンセーショナルでした。

映画「サンローラン」試写会

今回の作品は、ドキュメンタリーではありません。
にも関わらず、鮮やかに甦ったサンローランと1970年代のファッション界には
現実世界以上のリアルを感じるばかり。その時代を肌で感じたことが無い
ワタシにとっては、「どこまでが本物なのか?」が判らないほどでした。
ギャスパー・ウリエル演じるサンローランも当時の写真と見比べる限りでは
本人に似ています。ファッションディテール、時代考証も良くできていて、
それはまるで、当時の世界を撮ったかのよう。
カメラワークや画面構成も面白く、ファッショナブルです。

そして肝心のその内容は。
ドキュメンタリー映画以上にセンセーショナルです。
「ここまで描いちゃっていいの?」というくらい。
ゲイや背徳、エロティシズムに嫌悪感を抱いてしまうひとには
オススメしないけれど、それらも含めて当時のファッション界、
アート界に興味があるひとは、興味深く観れるのではないかと思います。

イヴ・サンローランが後世に残したものはあまりにも大きく。
1966年にサンローランが発表した、女性用のタキシード「スモーキング」は
現代、ワタシたちが着ているパンツスーツの原点とも呼べるものです。
それは、イヴ・サンローラン・ボーテの2011年ホリデールックの
テーマとしても取り上げられていました。映画の中にもスモーキングや
一世を風靡したというモンドリアンドレスが出てきます。



映画に描かれていたサンローランの10年は、ドラッグ、愛憎、背徳に
まみれていて、同性愛が彼の中心にあるはずなのに、彼は女性に優しい。
うわべの接し方だけではなく、女性がどうしたら美しく見えるか、輝くか、
コンプレックスが解消されるかまでに触れる優しさ。
友人に女性も多いし、恋愛関係には発展しないけれど、大切にしているのです。
カトリーヌ・ドヌーヴとは生涯親友だったと言うしね。
ふと彼は女性になりたかったのかしら?と思ったりします。

サンローランはこんな言葉も残していて。

「私は、女性を映し出す魔法のようなカラー、ゴールドが好きだ。
そして、それは太陽の色。」 Yves Saint Laurent


だからこそ、イヴ・サンローラン・ボーテのコンパクトなどには
ゴールドが多く使われているという。(あんなに指紋がつくのに!)
きっと、女性に対して憧れにも近い感情を抱いていたのではないかな。

今で考えたら、猛烈なスキャンダルの数々にも関わらず、
その行動よりも功績が有名であるということは。
それだけ、サンローランの才能がすごかったということ。
だからこそ、彼は自分という怪物と戦い、過去の自分を超え続けることに
疲れ果て、蝕まれ、病んでゆく。。。天才ゆえの苦しみだったのかもしれません。
こんな人が現実にいたんだなぁと考えたら、その存在こそが稀有に思えてきた。

よくある話だと、酒、タバコ、ドラッグ、性愛に溺れ、精神を病んだ天才は、
人々の記憶に強烈な印象を残して、短い人生を終えてしまうものだけれど。
サンローランはこの後、映画に描かれていた年齢の倍近い71歳まで生きます。
サンローランが亡くなったのは、2008年。ワタシたちの記憶にも新しい時代です。
この映画の中の時代は、たしかに「今」に繋がっている。

2015年12月4日公開!映画「サンローラン」試写会

サンローラン、ディオール、ジバンシィ、シャネル。。。
今、そのメゾンに触れることは少なくなったとしても。
コスメとして、それらのブランドはワタシたちの身近にあります。
ワタシの手の中にある、ゴールドのコンパクトがこの映画の中と
繋がっていると思ったら、すごく不思議で特別な気持ちになりました。

銀座松屋の入り口で発見

試写会の翌日、銀座松屋の1階では、こんな看板を発見。
銀座松屋の1階にはイヴ・サンローラン・ボーテが、
2階にはブティックが入っているものネ。

映画 「SAINT LAURENT/サンローラン」


 関 連 記 事 

・2012年1月13日発売 YSL スプリング ルック "CANDY FACE"

・2011年10月28日発売 イヴ・サンローラン ホリデールック2011

・水と色彩の魅惑的な融合 YSL ウェット&ドライ アイシャドウ




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